仏弟子論としての歎異抄

平成21年度安居課外講義録
「仏弟子論としての歎異抄 -親鸞聖人の教えを相続するということ-」
加来雄之 講述

平成24(2012)年4月発行
大きさ 縦18.2cm×横12.8cm
    全98頁B6判

−親鸞聖人の歎異の精神に立って『歎異抄』を学び直す営みにおいて、『歎異抄』はどこをとっても、如来の大悲の中にありながら如来の大悲に立てないわが身の有り様を言い当てて下さる真宗聖教となった。
 まさしく「真宗聖教というものはおそろしい」というのが実感である。
 このように『歎異抄』を単なる言行録ではなく、聖人の真実信心の教えを相続することの意味を徹底して問うた真宗聖教として受け止めるところに、宗教的言説としての「おほせ」に真に出遇い、願生浄土の仏道を歩まんとする信仰主体が確立されることを確かめたことである。−
(「発刊に寄せて」より)
販売価格 700円(税込)
購入数


Top